1964年のドリフターズの初レギュラー番組「ホイホイ・ミュージック・スクール」で、「加トちゃんぺ」のギャグが大ウケし、一躍スターダムにのし上がった「加藤茶」さん。
プライベートでは1987年に元妻である田前鈴子さんと結婚しています。
さて、そんな二人の馴れ初めとはどのようなものだったのでしょうか。
名前:加藤茶(かとうちゃ)
本名:加藤英文(かとうひでゆき)
生年月日:1943年3月1日(76歳)
職業:コメディアン、歌手、俳優
所属:イザワオフィス
出身:東京都世田谷区
学歴:松韻学園福島高等学校
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加藤茶さん(当時44歳)と、元妻で着付けの先生をしていた田前鈴子さん(当時26歳)が結婚報告会見を開いたのは1987年10月20日のことでした。
グレーと黒の縦縞のスーツで会見場へ現れた加藤茶さん、
こういう場面だと「いつもスイマセン」とあやまるだけですね。
と、まずは持ち前のギャグで会場をわかせました。
そうして、媒酌人のタイクス(テレビ番組制作会社)創業者で、当時はTBSテレビ本部局長だった居作昌果(いづくりよしみ)さんの事情経過説明が行われたのです。
居作さんは、二人の結婚に際し、
昨年(1986年)の12月に二人で僕のところへ来まして「結婚する」と言うんです。加藤の誕生日が 3月1日なので、「今年(1987年)の3月1日にしたらどうだ?」と話したところ、鈴子さんのお母さんがご病気で延び延びになったわけです。残念なことに、9月12日に病状が悪化してお亡くなりなりました。最後まで、鈴子さんの結婚式のことを気にしてましたので、初七日の9月22日に入籍。四十九日過ぎの11月18日に結婚式を挙げる予定です。
と、コメントしました。
続いて加藤さんが、二人の出会いについて語ります。
4年前(1983年)にTBSの新年パーティーで知り合いました。その頃は、おふくろも亡くなってたし、親父もいないし「困ったな、身の回りの世話してくれる人がいない」と不便だなと思ってたんです。でも、はっきり言って、一目惚れでした。最初から、「こいつをなんとかしたい」と思っていたのは事実です。
とは言え、二人の年の差は18歳。
鈴子さんは1961年1月23日生まれの26歳で、加藤さんは1943年3月1日生まれの44歳です。
その点について加藤さんは、
だから、「こういうわがままで、どうしようないオジさんだけど面倒をみてくれるかい?」と正直に言いましたよ。彼女は快く、と言うよりも、「しょうがない」という感じでOKしてくれました。
僕は家に帰るとけっこう暗いんですよ。それを癒してくれる明るさが、彼女にはあるんです。「あっ、これは合うんじゃないかな!」とピンときました。
彼女は若いけど、とてもよく面倒みてくれるんです。僕は気に入らないと、1日でも2日でも口をきかないんです。それをおふくろみたいに包容力があるというか…
と語ったのです。
加藤さんの母親孝行は有名な話で、昔から「僕の嫁さんは、おふくろに気に入られる女でないと…」というのが、加藤さんの口癖でした。
そのため、会見では「母親と鈴子さんを比ベてどうですか?」と質問も出たのです。
鈴子の方が細やかだね。例えば、夜一緒に寝るとか…おふくろはできないからね!
とのコメントに会場は大爆笑。
ただ、この会見に肝心の鈴子さんは同席していませんでした。
その訳も加藤さんからは、
そうなんですよ。えーまだ、仕込んだばかりなので妊娠3ヶ月です。来年(1988年)の5月が出産予定だと聞いてます。僕は子供好きだから、被女から妊娠と知らされて、自分の子供だということでジーンときました。
と、鈴子さんの妊娠に関して考量しました。
「お腹の子どもに悪い」と、加藤さんは鈴子さんを会見には同席させなかったのです。
会見時には、すでに式の招待状も発送済みで準備万端。
その招待状にこのような一文がありました。
当日テレビ中継はございませんが、生涯一度の楽しい暖宴をもうけさせて頂きます。
「結婚式をあまり派手にしたくないから…」と、親しい人ばかり招待した加藤さんですが、返って、昔のことをバラされるんじゃないかと心配していたと言います。
記者の質問には、「もうプレイボーイは引退ですか?」の質問も飛び、
まだまだ現役ですよ。彼女も理解あるし、バレないようにやりますよ。だいたい仕事が終わって、真っすぐ家へ帰るタイプじゃないよ、僕は。
と強気な発言をしていました。
しかし、このコメントに対して居作さんは、
いやぁ、カカア天下です。
と、ニヤニヤしていたのです。
こうして加藤さんと鈴子さんは1987年9月21日に入籍、挙式は11月18日に決まりました。
新居は2年半前から一緒に住んでいた東京・目黒区の自宅に決まり、ハネムーンは、ホノルルマラソンを兼ねて12月にハワイへ行くことになります。
披露宴の様子は11月21日に「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」で録画中継され、36.3%の高視聴率を記録しました。
しかし、鈴子さんとは2003年3月に離婚しています。
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