1970年代

ちあきなおみ…現在も夫・郷鍈治(ごうえいじ)との死別により活動休止




 

圧倒的な歌唱力で幅広い楽曲を歌いこなした「ちあきなおみ」さん。
その歌声は、あの美空ひばりさんと対比されることも多く、多くの人の心を打ちました。

そんなちあきさんですが、夫の郷鍈治(ごうえいじ)さんの死を機に、残念ながら芸能活動を完全に停止してしまいました。
それ以降、正式な引退宣言が出ないまま、現在も公の場所には全く姿を現していません。

しかし芸能活動休業後も毎年のようにCDが売れ続けているというのです……

名前:ちあきなおみ
本名:瀬川三恵子(せがわみえこ)
生年月日:1947年9月17日(71歳)
職業:歌手、女優
出身:東京都板橋
学歴:新宿区立大久保中学校(現・新宿区立新宿中学校)




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ちあきなおみさんの代表曲と言えば、1972年に日本レコード大賞を受賞した13枚目のシングル「喝采(かっさい)」です。
亡くなった恋人を思いながらステージで歌いつづける歌姫という設定が大ヒットしましたが、本人は1992年9月、夫の死をきっかけに一切の芸能活動を休止してしまいました。

夫は元俳優で宍戸錠さんの実の弟にあたる「郷鍈治」さんです。
1973年に宍戸さんの紹介で知り合った2人は1977年に婚約、翌1978年に結婚しました。

婚約発表まで、レコード会社や所属プロダクションに極秘で進められていたため、ちあきさんはレコード会社から解雇され、芸能界から一時的に干される形になっていました。

郷さんは結婚後、芸能界を引退…
ちあきさんの個人事務所を設立するとともに、広尾に喫茶店を開いて生活を支えていました。

そして、1987年にちあきさんはレコード会社を移籍…
同時期にスタートした「タンスにゴン」のCMでは、美川憲一さんとの共演が話題になるなど注目を集めました。

しかし、人気に火が付き始めた直後の1990年…
郷さんが肺がんで倒れます。
この時は手術が成功し、仕事に復帰できるまでに回復しました。

しかし、1992年2月、郷さんは築地の国立がんセンターに再入院してしまいます。
ちあきさんは病状を周囲に告げていませんでした。

CM共演の美川さんは事情を知る数少ない人間のひとりでしたが、

彼女、仕事が終わるとすぐに看病に行ってすごい大変だったと思います

ちあきさん自身もほんとに郷さんのこと愛してらしたから。それは話しててもわかりましたよ

と語っていました。

1992年9月11日、ちあきさんの看病もむなしく郷さんは帰らぬ人となったのです。

宍戸さんは、

最後の2週間、弟は意識がなかったが、ちあきは不眠不休で食事も喉を通らない状態。彼女が先に逝ってしまうのではないかと心配したほどでした

とコメントしました。

郷さんの死は本人の遺志で伏せられ、マスコミに知らされたのは死後5日経ってからでした。
14日に親族と関係者数人だけで密葬が行われましたが、ちあきさんは斎場で夫の棺にすがりつき「私も焼いて。私も中に入りたい」と号泣したといいます。

16日に行われた記者会見では、ちあきさんに代わってレコード会社社員が「主人の死を冷静に受け止めるにはまだ当分時間が必要」、「静かな時間を過ごさせて下さいます様よろしくお願い申し上げます」という自筆コメントを代読しました。

半年後に行われた郷さんの追悼式にも、ちあきさんは姿を見せませんでした。
仕事もすべてキャンセル…
住み慣れた麻布のマンションも引き払いました。

移転先は伏せられ、電話番号も限られた人にしか知らされなかったのです。
所属事務所は「元気なんですが活動休止は本人の意向」とコメントしました。

本人が姿を消した後も、ちあきさんの歌は売れ続けてコロッケさんの十八番となった「喝采」が、ものまねプームに乗ってテレビで何度も放送され、ベストアルバムも好調な売れ行きが続きます。
ファンや関係者から繰り返し復帰コールが起こったのです。

多い時は月に数度という夫の墓参りをするそうです。
ちあきさんはファンの「喝采」に背を向けるように今も亡き夫と暮らしています。
正式な引退宣言が出ないまま、現在も公の場所には姿を現してはいません。




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