1970年代

高橋惠子…30数年前に舞台をすっぽかして逃避行した理由とは?!




 

テレビドラマ「太陽にほえろ!」(1972年~1974年)や「泣くな青春」(1972年~1973年)、「過ぎし日のセレナーデ」(1989年~1990年)などなど、数々のドラマや映画、舞台と幅広く活躍している「高橋恵子」さん。

落ち着いた大人の女性を演じることも多い高橋さんですが、実は30数年前に芸能界を永久追放されてもおかしくない事件を起こしているのです。

名前:高橋惠子(たかはしけいこ)
旧姓:関根恵子(せきねけいこ)
生年月日:1955年1月22日(63歳)
職業:女優
出身:北海道川上郡標茶町字磯分内熊牛原野




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それは1979年7月20日に起きました…
舞台「ドラキュラ」で主役を務めていた高橋さん(当時24歳)が公演を10日残して失踪してしまったのです。

その4日後、タイのバンコクで恋人でライターの河村季里(かわむらきり・1944年~)さんといるところを発見され、芸能記者が押しかけました。

しかし、高橋さんは「私が決めたこと」と言うだけで、それ以上は一言もしゃべらなかったのです。
その後、二人はエジプトやトルコ、ギリシャやマレーシアと各国を転々としていたのですが、9月初旬にインドネシア・スマトラで確認されたのを最後に消息は途絶えてしまっていたのです。

次に二人が姿を見せたのは大阪の伊丹空港でした。
1979年11月8日午後7時35分…
長い黒髪をバッサリ切り落としてショートヘアになった高橋さんがタラップから下りてくると、無数のフラッシュがたかれまます。
失踪から111日が経っていました。

高橋さんが河村さんと出会ったのは、デピューしてまもなくの頃…
雑誌の取材でインタビュアーを務めたのが河村さんで、それから5年後に再びインタビューを受け、恋に落ちたのです。

15歳で映画デビューした高橋さんは、最初の作品から立て続けにヌードになることを要求され、精神的に不安定な状態が続いていました。
そんな時に現れたのが粗野と繊細さを併せ持つ河村さんだったのです。
今までに会ったことのないキャラクターに高橋さんは惹かれていったそうです。

高橋さんは一旦、芸能界を引退…
二人は岐阜県の飛騨高山にこもり、農家で同棲生活を送っていました。
そこで書き上げた長編小説を河村さんは大手出版社に持ち込んだのですが、評価は芳しくありませんでした。

生活費も尽き、高橋さんは芸能活動再開を決断…
そこで出演じたのが上述した舞台「ドラキュラ」だったのですが、なぜかすっぽかしてしまったのです。

この原因は河村さんの嫉妬だといわれています。
舞台で共演する役者とデキていると邪推(じゃすい)…
ちなみに、その相手は2011年9月に他界した杉浦直樹さんでした。
つまり河村さんは、高橋さんの自分への愛を確かめるために逃避行したわけなのです。

事件から1年後、高橋さんは早くも芸能界復帰を果たします。
それもテレビの2時間ドラマの主役でした。

出演にあたって記者会見が開かれ、「あなたには恥という感覚がないのか?」といった辛辣な質問が飛んだ際にも、「まあ…」などとノラリクラリかわしていた高橋さんでしたが、「芸能界は甘いと思いますか?」との質問には毅然と、

いいえ、そうは思いません。私は女優をやりたい。そのために芸能界に出たというだけ。

と答えたのです。

逃避行後も高橋さんは河村さんと練馬のマンションで暮らしていましたが、1981年2月に別れが訪れます。
直後、河村さんは親しい友人に「あいつに他の男ができたら…」と悔やむほど愛していたそうですが…
高橋惠子さんが30数年前に舞台をすっぽかして逃避行したのには、このような理由があったのです。

その後、高橋さんは映画監督の高橋伴明さんと1982年に結婚して、一男一女をもうけ幸せな家庭を築いています。
最近でもドラマスペシャル「瀬戸内少年野球団」(2016年・テレビ朝日)や、2015年9月公開の映画で夫の高橋伴明さんが監督を務める「赤い玉、」、また舞台「マイ・フェア・レディ」(2016年・東京芸術劇場プレイハウス)などに出演されています。




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