1970年代

初代・引田天功の死因と生前の女性問題が衝撃?!




 

「死のジェットコースター大脱出」に「死の火煙塔大脱出」…
「死の水道管大脱出」や「油地獄水面炎上大脱出」など大量の火薬を使った大規模な脱出イリュージョンでマジック界をリードしたのが初代・「引田天功」さんです。

1979年の大晦日、45歳の若さで生涯を閉じましたが、日頃からプレイボーイで知られていた引田さんの死後、葬儀の場や週刊誌上で元妻や愛人たちが火花を散らす騒ぎが起きました。

名前:初代・引田天功(ひきたてんこう)
本名:引田功(ひきたいさお)
生年月日:1934年7月3日~1979年12月31日(享年45歳)
職業:マジシャン、催眠術師
出生地:神奈川県横浜市
学歴:日本大学工学部




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引田さんは1976年と1977年に心臓発作を起こしています。
1979年12月19日夜も、翌年に予定していたアメリカ公演の打ち合わせを終えて自宅に帰る途中、車の中で発作を起こしました。

一旦は家までたどり着いたものの、救急車で病院に運ばれてそのまま入院となったのです。
当初は比較的元気でしたが、大晦日に容体が急変…
夕方に手術を行いましたが、夜11時に息を引き取ったのです。

引田さんはそのダイナミックな奇術同様、女性遍歴も派手でした。
「女は横にしてこそ味がある」との哲学の下、2度の結婚と離婚の他、女性との噂が絶えなかったのです。

2度目の離婚は1979年3月5日ですが、直後の4月、引田さんが2人の女性にプロポーズしたという報道が流れました。

1人は「催眠術をかけられて関係を持った」と騒がれた“セ○クス評論家”の女性(当時30歳)…
引田さんがジャガーやベンツを取っ換え引っ換えして、この女性宅を訪れているという目撃談が週刊誌で取り上げられ、再婚間近と伝えられたのです。

しかし、5月に開かれた首相官邸のパーティーで、引田さんは女性宝石商(当時38歳)を伴って現れました。
女性の名札に「引田天功令夫人」と書かれていたのです。
宝石商の女性は「次元の低い女と泥仕合はしたくない。ジャガーもベンツも私の車」と挑発しました。

さらに舞踊家として活躍する24歳の女性が“第3の婚約者”として浮上するなど、立て続けにスキャンダルが伝えられたのです。
離婚した元妻は「お金がある女性だから両てんびんにかけていたんでしょうね。婚約した人が可哀想」と語りました。

葬儀にはアメリカから急きょ帰国した宝石商の女性が真っ白なツバ広の帽子にサングラス、白のパンタロン姿で参列…
2人の元妻らとにらみ合ったのです。
その後、週刊誌上で「一番愛されたのは私」と、女性たちのインタビュー記事が並べて公開されて話題となりました。

また、2億円ともいわれる借金問題もありました。
芸のためには金を惜しまず、500万円のギャラの仕事に600万円かけるなどマジックのために莫大な金を費やしていたのです。

当時はトレーラーが7台、調教ライオンなどマジック機材の維持に月1000万円必要と言われました。
そこで脱出マジックを得意としていた引田さんは、病からだけではなく、借金からも脱出できなかったと書かれたのです。

死後、2人目の妻は「娘を芸能界に入れる気はありません」とコメントしましたが、娘の引田智子さんはほどなくスカウトされ、1985年8月、少女隊のトモとしてデビューしました。
最初の妻の娘・引田有美さん(本名:稲葉有美)の声優として活躍しています。

引田天功の名は、弟子の朝風まりさんが翌年12月に2代目を襲名…
ご存じ、プリンセス・テンコーの別名で活躍中です。




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