1970年代

玉元光男…妻の牧野由美子との馴れ初めから結婚まで




 

沖縄のテレビ番組のコンテストで優勝した後、1969年には一家で東京都東村山市に移住。
その後は売れない日々が続きましたが、「恋のダイヤル6700」(1973年)や「学園天国」(1974年)などが大ヒットし、一躍スターダムにのし上がった「フィンガー5」。

そんなフィンガー5のメンバーで、ドラムスとコーラスを担当していたのが、次男の「玉元光男」さんでした。
また、プライベートでは、1979年に当時、女子大生だった牧野由美子さんと結婚しています。
果たして、二人の馴れ初めとはどのようなものだったのでしょうか。

玉元光男

名前:玉元光男(たまもとみつお)
生年月日:1957年2月3日(62歳)
職業:元ミュージシャン、美容師
出身:沖縄県具志川市(現:うるま市)




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フィンガー5の次男・玉元光男さん(当時22歳)と、繊維会社の社長令嬢で当時は共立女子大4年生だった牧野由美子(当時22歳)が、結婚したのは1979年10月8日のことでした。

二人の出会いはフィンガー5がデビューした1972年。
由美子さんが高校1年生の時に、フィンガー5ファンだった友人につれられて東村山の家を訪ねたことがきっかけです。

しかし、その時の由美子さんは熱烈なフィンガー5のファンと言うわけではなく、

一夫さん(長男で当時のグループのマネージャー)の方がカッコイイと思った程度です。

と、光男さんと出会った時の印象を語っています。

光男さんも、

印象は希薄でした。

と語るなど、お互いにそれほど強烈な印象はありませんでした。

関係が深くなるのは、由美子さんが友人以上にフィンガー5のファンになり、舞台を見たり東村山を住復するようになってからのことです。
1年もしない間に「光男兄ちゃん」、「ヒヨコ」(由美子さんのあだ名)と呼び合うほどの仲になりました。

光男兄ちゃんは、私に決して嘘を言わないの。誠実さが一番の魅力でした。結婚を意識したのは、アメリカから帰って来た4年ほど前でした。

と語った由美子さん。

光男さんも、

すごく気が付くし、俺に優しくしてくれて…1年前から結婚を意識しました。

とコメントしたのです。

プロボーズは1979年の5月、光男さんから切り出しました。
「プロボーズされる自信がなかった」と言う由美子さんは、大感激でコックリと頷(うなづ)いたのです。

ただ、その時までは二人っきりの写真も無かった光男さんと由美子さん。
8月3日の由美子さんの誕生日に、新宿で初めて二人で写真を撮りました。

また、この日は光男さんからプレゼントもあったのです。
婚約指輪でした。

「どんなに高くてもいいんだよ」というのに、彼女が気に入ったのは24,500円のルビーでした。

と光男さんはこの時のことを振り返っています。

二人だけの婚約はこれで済みましたが、大変だったのが光男さんの家族への報告です。
光男さんは自分では「照れくさい」と、由美子さんと手分けして兄弟姉妹に説明することにしましたが、結局は全員、由美子さんが報告して回ったのです。

その報せを受けた三男の正男さん(当時20歳)は、

良かった。結婚と人気、関係ないよ。

と語り、四男・晃さん(当時18歳)は、

光男兄貴にファンいないから大丈夫。いても俺のファンになるよ。

とコメント。
最後に長女の妙子さん(当時17歳)は、

待った甲斐があったわね、私もこの日を待ってたのよ。

とみんな大賛成だったのです。

もちろん、両親も祝福してくれました。
と言うのも、台所を手伝う由美子さんが、光男さんの好きな食べ物のメモを取っていることを知っていたからです。

メモには光男さんが「美味い」といった料理は◎、だまって美味そうに食べたものは○、以下△、✕と書かれていました。
次男坊で、のんびり屋の光男さんに相応しい花嫁だと両親も絶賛していたのです。

挙式は1979年10月8日に、光男さんの中学時代の校長夫妻の媒酌でヒルトンホテルで行われました。
二人は結婚した後も「お兄ちゃん」、「ヒヨコ」と呼び合っていたのです。




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