1960年代

こまどり姉妹…事件の真相と現在の活動について





1938年2月16日に北海道で炭鉱労働者をしている父親の一卵性双生児として生まれた「こまどり姉妹」…
そんなこまどり姉妹に衝撃的な事件が起きたのは、1966年5月9日のことでした。

名前:こまどり姉妹(こまどりしまい)
姉:並木栄子(長内栄子・1938年2月16日)
妹:並木葉子(長内敏子・1938年2月16日)
出身:北海道




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5月9日、鳥取県倉吉市で開かれていた「こまどり姉妹歌謡ショー」の会場は、人気絶頂にあった双子デュオを一目見ようと、超満員の観客が詰めかけていました。

新曲「流転船」の第1節が終わり、間奏に入った時でした…
花束を持った若い男が突然舞台に駆け上がり、隠し持っていた刺し身包丁で、妹の敏子さん(当時28歳)を刺したのです。

首を守ろうとしてとっさに出した左手を切られた後、包丁の切っ先は左脇腹に入りました。
犯人の男も自分の腹を刺し、舞台は血の海になったのです。

敏子さんの出血はひどく一刻の猶予もありません…
救急車を待てず、会場にあったトラックで近くの医院に運びこまれました。

輸血量は800cc…
手術は10時間にも及んだのです。

犯人は鳥取県の山間部に住む18歳の少年A…
4人兄弟の長男で父親は4年前に亡くなり、母親は借りた1500平方メートル足らずの小さな畑を耕し、生計を支えていました。

Aは中学を卒業後、大手電機メーカーの大阪の工場に勤めていましたが、1年2カ月で退職…
地元に戻って道路工事などに従事するなど、性格はおとなしかったといいます。

では、そんなAは、なぜこまどり姉妹を狙ったのか?…
実はターゲットになっていたのは敏子さんではなく姉の栄子さんでした。

事件の1カ月ほど前から出していた栄子さん宛てのファンレターが毎日2通ずつ届いていました。
内容は「栄子さんとぼくとでは身分が違います。しかし、魂には身分がありません。魂がふれあえば結婚できるはず。ぼくのところにすぐ来てください」といったものだったのです。
また、ある時は「結婚できないのなら無理心中します」などの内容も送っていたのです。

栄子さんからは当然、返事は来ず、思いつめたAは本当に無理心中を企てたのでした。
しかし、犠牲となったのは栄子さんではなく、妹の敏子さん…
頭に血がのぼったAには見分けがつかなかったのです。

敏子さんの手術は成功し、一命をとりとめましたが、三味線を弾くのは無理だと医師から宣告されました。
左手首は筋が切れて弦を押さえることもままならなかったのです。

しかし、その後は懸命にリハビリに励んだ敏子さん…
1966年11月には、NHKの歌番組で事件以来初めて三味線を弾き、再起を果たしました。

一方のAは1967年2月、鳥取地裁で懲役3~5年の不定期刑の判決を受け、岩国の少年院に入りました。
1963年頃に退所し、故郷に帰ったAは大工となり、真面目に働いていましたが、その後意外な結末を迎えることになります。

1971年4月、肺結核の診断を受けたAは県内の病院に入院…
しかし、その2週間後に病室を抜け出し、プッツリ消息を絶ってしまうのです。
その日は奇しくも敏子さんを刺した5月9日でした。

それから11カ月後…
1972年4月10日、鳥取県の山中で一人の男の白骨死体が発見され、オートバイの免許証からAと判明します。
その状況から自殺と断定されました。

亡くなったのは行方不明になって間もなくとみられましたが、すでに当時は結核が不治の病ではなく、絶望から死を選んだとは考えにくいものだったのです。
5年前に犯した罪への償いのつもりだったのかもしれません。

その後のこまどり姉妹の現在の活動は?と言えば…
2009年には片岡英子監督によるドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」が公開されたり、2013年12月31日には「第46回年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京)に出演するなどしています。




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